posted by はなもゆ えな
at 14:16:48 │
EDIT
こんにちはー、もゆもゆです。今日ものったりと過ごしております。
とりあえず絵日記機能のテストです>< 落書きですみませんw
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急須から湯呑に熱いお茶を注ぐと、新茶にふさわしい良い薫りが鼻孔を擽る。あ、茶柱。こっちの湯呑は悪魔さんにあげよう。小さな幸福をみつけて、心がほっこりと温まる。揃いの湯呑を丸いお盆にのせて、天使はお勝手と居間を仕切るのれんをくぐった。
「悪魔さーん、お茶入ったよー」
声をかけると、案の定悪魔はテレビを眺めながらお煎餅を齧っていた。頬杖までして、いかにも時間をもてあましている。
「はい、どうぞ」
「ん」
こたつの上に一旦置いてから、悪魔のもとまですすっと湯呑を滑らせる。無論手で、である。こたつの上でホッケーをするつもりはない。自分もこたつに足をいれてずずっとお茶をすすると、ああ、流石に新茶は美味しい。ちょっと奮発して良いお茶を買って良かった。
穏やかな夜更けに爆弾が落とされたのは、家事をひとしきり終えた天使が、ほっと気を抜いた瞬間だった。
「…羽毛布団、欲しいわねぇ…」
(!?)
ぎょっとして悪魔を見ると、彼女は素知らぬ様子でテレビを眺めている。CMまで真剣に見つめてどうするのか。追放天使の自分の前でそんなことを口にするというのは、やはり「そういう」ことなのだろうか?
(もうすでに四分の一ないのに…!?)
天使の困惑と葛藤をよそに、悪魔は呑気にお茶に手を伸ばす。
「あ、茶柱」
天使の方はもう茶柱どころの問題ではない。その晩、悪魔がお茶をすすり始めても、天使の心に平穏が戻ることはなかった。

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